地上波デジタル化が7月24日。そして今日は2011年7月8日なので、あと16日となっています。家電量販店では、地デジ対応テレビがかなり値下がっているらしく、32型が5万円も出せば買えてしまうとのことです。
とは言うものの、現在どこも品切れ気味。メーカー直販であれば扱っているところもあるようです。
一方パソコン市場では、主に国内メーカーが地デジ搭載パソコンを販売しており、各社力を入れているようです。
地デジ搭載パソコンのメリット・デメリット
ざっくりご紹介すると、以下のとおりになるかと思います。
地デジ搭載パソコンのメリット
- 人によっては、大きなテレビが不要となる
- 15型ノートなどであれば、室内での持ち運びが容易
- PCでの編集が可能
編集は可能ですが、汎用的なフォーマットに変換できません。
地デジ搭載パソコンのデメリット
- パソコン本体が故障すると、道連れになることもあり
- 普通の液晶テレビと違い、保証期間はPCの保証期間と同じ扱いになり、テレビの保証期間と比べても短め
- 起動がテレビ単体に比べて遅い
- 画面が小さい
- 一体型地デジ搭載パソコンは、性能がノートパソコン並みである
地デジのデメリットというよりは、パソコン自体のデメリットがほとんど。
地デジ搭載パソコンの推奨性能
僕自身が、所有しているTVキャプチャーを実際に使った感じを参考に書くと、
CPUはCore iシリーズ推奨
Core iシリーズが搭載されていれば、動画再生時にカクつくことはないと思います。地デジ関係のアプリは、結構マシンパワーを使います。メーカーに寄ってはCore iシリーズの下位に位置するCeleronやPentiumなどを搭載しているものもあり、実際動くのでしょうが、地デジアプリの他にも色々なアプリが動くのがパソコンの常。それらを勘案すると、Core iシリーズのCPUは載せておきたいです。
メモリは4GB程度。2GBじゃやや不足気味
地デジに限らず、動画関連はメモリ領域を多く使います。メモリのアップグレードもそれほどお金はかからないので、4GB程度にしておくとよいかと。
それから国内有名メーカーの場合、専用グラフィックが搭載されていない場合がほとんどです。その場合、一部のメモリ領域を使うことになりますが、メモリが多いほど割り当てられる領域が大きくなりますので、メモリを増やす意味は大いにあります。
録画する場合は、外付けハードディスクに保存すると便利だと思います。
光学ドライブ
ブルーレイでもDVDでも、どちらでも保存できます。が、ブルーレイであれば、より多くの動画を、より高画質で保存できます。DVDだと、保存枚数がかなり多くなるかと思いますので、ディスクをたくさん所持したくない人は、ブルーレイを推奨します。
オススメ地デジ対応ノートパソコン
いつもはコスパがどうのこうので良し悪しを決めているような気がしますが、今回は地デジの使いやすさとか利便性にスポットを当てつつご紹介。
NEC LaVie G タイプL
価格は相変わらずのNEC価格ですが、ワイヤレスで地デジが見れるのが便利です。CPUが初期状態でCeleronなので、Core i5への変更をおすすめします。
富士通 AH TVシリーズ
有線とワイヤレスがあり、片方は3D対応です。ほか、BDXL™対応Blu-ray Discもあるので、対応ディスクに保存すると、普通のブルーレイの4倍の映像を1枚のディスクに保存できます。
東芝 dynabook Qosmio T751/WTTC
コストパフォーマンスだけで見れば、一番優れいているといえます。大まかに分けて、2種類ありますが、違いはCPUのみです。5000円高いほうがお買い得感が強いですね。ちなみに東芝は、サウンドに力を入れているメーカーです。
ソニー VAIO Fシリーズ
16.4型ノートです。価格はソニーらしい強気な価格設定です。144800円の入門機が、ちょうど良い感じの構成になっており、地デジが見れます。
アンテナ線が足りない場合
地デジ搭載パソコンの導入に限らず、アンテナ線の差込口が足りない場合、分配器を使うと解決します。
分配器によく似た名前のものに分波器というのがありますが、これは機能的に別物なので、購入する際は要注意です。分かりやすい説明としては、 ソニーのアンテナ接続に使う 「 分波器 」 や 「 分配器 」 の違いや特長が分かりやすいです。画像を引用すると以下のようになります。