2011年9月9日の日経新聞朝刊より。日本製のパソコンの製造コストが、中国製に比べて製造コスト差が少なくなっているとのこと。
人件費差を生産革新で縮める
主に富士通とソニーですが、富士通は生産ラインに複数の作業をこなせるロボットを導入、ソニーは設計から製造までを長野(ソニーEMCS長野テクノロジーサイト)に集約することで、人件費の圧縮をするようです。
日本の有名パソコンメーカーの人件費圧縮もそうですが、中国側もインフレに伴う従業員からの賃上げ圧力もあり、人件費が上がっています。
海外への輸出も拡大
コスト差がなくなりつつあるということで、海外でも戦いやすくなるということで、富士通は年間220万台を輸出する予定です。
海外輸出は、直接は関係有りませんが、長期的に見れば、日本企業のパソコン生産台数が増えるので、その分部品調達費用も安くなるはずで、良い性能のパソコンを安く買えるようになると思います。今でも十分安いですけどね。
また短期的に見ても、ソニーは安くてそこそこの性能を持っているVAIOを出しています。日本製のパソコンはこれから更に安くなりそうですね。