タブレット人気があるようですが、企業で使う場合は果たしてどうなのか。ウォール・ストリート・ジャーナルにそんな記事が載っていましたのでご紹介。
5つの過ち
- 事前調査不足
- タブレット端末の向き不向きの理解
- アプリを簡単に入手できるだろうという期待
- タブレットはノートより安いと見積る
- セキュリティーに対する甘さ
1つずつ見ていきましょう。
事前調査不足によりタブレットが生かせていない
タブレットを使う人は、いろいろな人がいます。営業マンかもしれないし、エンジニアかもしれないし、事務員さんかもしれません。企業にはいろいろな職務の人がいますが、タブレットを導入するにあたっては、まず少人数で導入してみるのがよいとのことです。
タブレットの向き不向きをの理解
タブレットは、ノートパソコンとスマートフォンの中間と言われていますが、ノートパソコンとは大きく違うと、僕は考えています。リンク先にはノートパソコンの代替ができるわけではない、と書かれていますけど。
パソコンがWindowsで、タブレットのOSがAndroidやiOSの場合は、当然ノートパソコンで使っているアプリは、ブラウザアプリ以外は使えません。
アプリを簡単に入手できるだろうという期待
Google Playとか、AppStoreなどにたくさんのアプリがあることは知られていますが、そこで必ず自分が欲しいアプリがあるかというと、そうでもないのが現実です。
その場合、必要なアプリを製作する必要がありますが、自社でアプリを作れる企業が果たしてそんなにあるのか、ということです。加えて言うなら、アプリを使う場合は、メンテナンスや脆弱性の対応などで、継続的にアプリの更新をする必要があります。
タブレットはノートパソコンより安いと見積る
タブレットは、場合によってはノートパソコンより安い場合もあるでしょう。ですが、ソフトウェア大手のSAPは、ソフトとハードの最新版を利用するため、また仕事上やむを得ない理由があれば、1年半から2年程度で交換するとのことです。当然、無線接続やアプリにも継続的に費用がかかる点も忘れてはいけません。
セキュリティーに対する甘さ
携帯できる端末に、たくさんのデータを入れて持ち運べるのは大変便利ですが、そのデータが安全であることを確実にして置かなければなりません。
セキュリティーというとウイルスが思い浮かぶかもしれませんが、タブレットが盗難にあった時に、きちんとデータを消せるかとか、従業員がいろんなアプリをダウンロードした中に、危険なものが混じっていた場合のセキュリティーはどうなのかだとか。
専門家は、タブレットを今あるものの延長と考えないほうが良い、と言っています。